【デッキ】白黒トークン考察~刃砦の英雄について
2012年2月2日 TCG全般ども、いざよいですぁ!
いよいよ明日『闇の隆盛』が発売となる。
そこで新たに出来るであろうアーキタイプ。【白黒トークン】。
今回も白黒トークンについて考察していこうと思う
―――― ここから考察 ――――
今のスタンダードは非常にビートダウンに傾いた環境だ。
そのビートダウンの象徴とも言えるクリーチャーとは?
―――そう、《刃砦の英雄》だ。
《刃砦の英雄》は非常に強力なクリーチャーだ。
1度目の攻撃で7点。
2度目の攻撃で11点。
わずか2ターンで相手のライフを18点も削りとってしまう。
とても4マナのクリーチャーとは思えない攻撃力だ。(本来この攻撃力は7~8マナのクリーチャーが持つ打点であろう)
また、他にクリーチャーが並んでいる場合は、喚声能力によりさらに爆発的な攻撃力を叩き出す。
まさに、現在のビートダウン環境の象徴とも言えるクリーチャーである。
さて、この一騎当千の《Hero》を白黒トークンに採用すべきであろうか?
実は私もまだ結論が出せていない。
このエントリーは自分の考えを整理するために書こうと思う。
また、様々な意見をいただきたいと思う。
私の個人的な意見だが、《刃砦の英雄》は
『必須パーツ』ではないがデッキに入れたいカード
である。
『必須パーツ』でない理由は”トークン戦略にかみ合ってない”という考えからである。
「ん?何言ってんだこいつ?
上で書いたとおり《刃砦の英雄》は喚声を持ってんだから横に並べるトークン戦略とグッドシナジーじゃねぇか!あ?」
と思うかもしれないが、以前のエントリーでも書いた(【MTG】DKA後の白黒トークンズについて~トークンズの利点と弱点:http://sunnybob.diarynote.jp/201201251947168489/)通りトークン戦術の最大の利点は”単体除去への耐性”である。
想像して欲しい。
単体除去が満載の相手に対してこちらが《無形の美徳》→《未練ある魂》と繋げた時にこちらの2/2警戒飛行2体に対し相手は単体除去を打つとアド損をしてしまう。
そして2体とも除去してもまだFBがある。
そうして「ぐぬぬ・・・」となっている相手に、こちらが戦場に《刃砦の英雄》を追加したらどうなるだろう。
当然除去される。
当然除去される。
つまり、単体除去を腐らせたいトークン戦術に単体除去の的となる《刃砦の英雄》を入れることはディスシナジーなのではないか?
というのが私の考えである。
単体除去を腐らせるトークン戦術を貫くのであれば《刃砦の英雄》は入れるべきではない。
しかし、前述したとおり私はできるだけ《刃砦の英雄》を入れたいと思っている。
その理由としては、
・全体除去からのリカバリーの速さ
・ケッシグに対する高速クロック
・赤デッキに対する脅威
があると考える。
まず、全体除去からのリカバリーだが単体での異常なクロックの高さは先述したとおりで、全体除去を打たれても、返しでこいつを出せればそこそこの高マナ域のクリーチャーやPWにも対抗できる。
また、初速の遅い白黒トークンはケッシグのようなマナランプ系には不利だ。
しかし、《刃砦の英雄》がいればタイタンを出されても大量のトークンと共に突撃すれば、そのままライフを削りきることも可能であろう。
赤いデッキにとって《刃砦の英雄》は癌だ。
タフネス4によって基本的な火力では2対1交換を強いられる。
除去をしなければ2T後にはゲームが終わってしまう。
まとめよう。
《刃砦の英雄》は非常に強力なクリーチャーだ。
全体除去の返しに出してそのまま殴りきることは珍しくないし、タイタンが出たターンに相手のライフが0になることもある。
赤にとっては《機を見た援軍》の次に見たくない白のカードだろう。(《天界の粛清》のことはちょっとわすれてくれ)
弱点は、単体除去の的になることと殴らないと何も仕事しない事だ。
では、白黒トークンに《刃砦の英雄》を入れるならばポイントはどこにあるか。
・相手の単体除去をトークンに打たせる
・相手に全体除去を打たせる
・《刃砦の英雄》に除去耐性をつける
この辺がポイントだろう。
これらの問題をたった1枚のカードが解決してくれた。
《饗宴と飢餓の剣》だ。
この剣が出ている場合、相手はトークンに除去を打たざるを得ないだろう。
そうして除去を打ち切った後に《刃砦の英雄》が戦場に出たらどうだろう。
また、剣によってライフに余裕があっても全体除去を持っていたら使わざるを得なくなるだろう。
その全体除去の返しに《刃砦の英雄》だ。
そして、先程も記述したが、《刃砦の英雄》は赤の除去に対してはまずまずの耐性を持っている。ということは弾くべきは黒の除去である。
剣のもつプロテクション(黒)はその点でも《英雄》を救ってくれる。
私の、現在の考えでは《刃砦の英雄》をトークンに入れるのであれば《饗宴と飢餓の剣》も入れるべきと思っている。
ただ、まだ私の中でこの考えが間違いないという結論は出ていない。
というのも、《刃砦の英雄》いま流行りの青白Delverに非常に弱いのだ。
4マナというマナコストは《マナ漏出》の餌食だし、仮に着地してもすぐにバウンスされる。そうして時間を稼がれやっと着地できたターンには《聖トラフトの霊》が殴ってゲームが終わってるなんて事になる。
なので、《刃砦の英雄》をトークンに入れるべきか。
その相方は《饗宴と飢餓の剣》でよいのか。
適正な枚数は何枚か。
必要な白マナベースはどの程度か。
《ソリン》と《刃砦》どちらを先に出すか(実はこれは結論は出ているがいずれ)。
《刃砦の英雄》のおっぱいは何カップなのか。
これらの探求はまだまだ続く。
――――ここまで――――
>ヌルEDH
アクセス稼ぎのタイミングを完全に逸したいざよいであった。
といってもEDHやらないんでよくわからんから何も書けなかったが。
どっちかって言うと魔王戦(?)の方がやってみたいんだが。
>青白Delver
《精神的つまづき》はやっぱダメでした。
アド損覚悟のゴリ押しデッキに無駄牌になるようなカード積んでる余裕なし。
《ニブリス》と《隊長》はなかなかやりおる。
引き続き検証を進める。
今回はここまで。
いよいよ明日『闇の隆盛』が発売となる。
そこで新たに出来るであろうアーキタイプ。【白黒トークン】。
今回も白黒トークンについて考察していこうと思う
―――― ここから考察 ――――
今のスタンダードは非常にビートダウンに傾いた環境だ。
そのビートダウンの象徴とも言えるクリーチャーとは?
―――そう、《刃砦の英雄》だ。
《刃砦の英雄》は非常に強力なクリーチャーだ。
1度目の攻撃で7点。
2度目の攻撃で11点。
わずか2ターンで相手のライフを18点も削りとってしまう。
とても4マナのクリーチャーとは思えない攻撃力だ。(本来この攻撃力は7~8マナのクリーチャーが持つ打点であろう)
また、他にクリーチャーが並んでいる場合は、喚声能力によりさらに爆発的な攻撃力を叩き出す。
まさに、現在のビートダウン環境の象徴とも言えるクリーチャーである。
さて、この一騎当千の《Hero》を白黒トークンに採用すべきであろうか?
実は私もまだ結論が出せていない。
このエントリーは自分の考えを整理するために書こうと思う。
また、様々な意見をいただきたいと思う。
私の個人的な意見だが、《刃砦の英雄》は
『必須パーツ』ではないがデッキに入れたいカード
である。
『必須パーツ』でない理由は”トークン戦略にかみ合ってない”という考えからである。
「ん?何言ってんだこいつ?
上で書いたとおり《刃砦の英雄》は喚声を持ってんだから横に並べるトークン戦略とグッドシナジーじゃねぇか!あ?」
と思うかもしれないが、以前のエントリーでも書いた(【MTG】DKA後の白黒トークンズについて~トークンズの利点と弱点:http://sunnybob.diarynote.jp/201201251947168489/)通りトークン戦術の最大の利点は”単体除去への耐性”である。
想像して欲しい。
単体除去が満載の相手に対してこちらが《無形の美徳》→《未練ある魂》と繋げた時にこちらの2/2警戒飛行2体に対し相手は単体除去を打つとアド損をしてしまう。
そして2体とも除去してもまだFBがある。
そうして「ぐぬぬ・・・」となっている相手に、こちらが戦場に《刃砦の英雄》を追加したらどうなるだろう。
当然除去される。
当然除去される。
つまり、単体除去を腐らせたいトークン戦術に単体除去の的となる《刃砦の英雄》を入れることはディスシナジーなのではないか?
というのが私の考えである。
単体除去を腐らせるトークン戦術を貫くのであれば《刃砦の英雄》は入れるべきではない。
しかし、前述したとおり私はできるだけ《刃砦の英雄》を入れたいと思っている。
その理由としては、
・全体除去からのリカバリーの速さ
・ケッシグに対する高速クロック
・赤デッキに対する脅威
があると考える。
まず、全体除去からのリカバリーだが単体での異常なクロックの高さは先述したとおりで、全体除去を打たれても、返しでこいつを出せればそこそこの高マナ域のクリーチャーやPWにも対抗できる。
また、初速の遅い白黒トークンはケッシグのようなマナランプ系には不利だ。
しかし、《刃砦の英雄》がいればタイタンを出されても大量のトークンと共に突撃すれば、そのままライフを削りきることも可能であろう。
赤いデッキにとって《刃砦の英雄》は癌だ。
タフネス4によって基本的な火力では2対1交換を強いられる。
除去をしなければ2T後にはゲームが終わってしまう。
まとめよう。
《刃砦の英雄》は非常に強力なクリーチャーだ。
全体除去の返しに出してそのまま殴りきることは珍しくないし、タイタンが出たターンに相手のライフが0になることもある。
赤にとっては《機を見た援軍》の次に見たくない白のカードだろう。(《天界の粛清》のことはちょっとわすれてくれ)
弱点は、単体除去の的になることと殴らないと何も仕事しない事だ。
では、白黒トークンに《刃砦の英雄》を入れるならばポイントはどこにあるか。
・相手の単体除去をトークンに打たせる
・相手に全体除去を打たせる
・《刃砦の英雄》に除去耐性をつける
この辺がポイントだろう。
これらの問題をたった1枚のカードが解決してくれた。
《饗宴と飢餓の剣》だ。
この剣が出ている場合、相手はトークンに除去を打たざるを得ないだろう。
そうして除去を打ち切った後に《刃砦の英雄》が戦場に出たらどうだろう。
また、剣によってライフに余裕があっても全体除去を持っていたら使わざるを得なくなるだろう。
その全体除去の返しに《刃砦の英雄》だ。
そして、先程も記述したが、《刃砦の英雄》は赤の除去に対してはまずまずの耐性を持っている。ということは弾くべきは黒の除去である。
剣のもつプロテクション(黒)はその点でも《英雄》を救ってくれる。
私の、現在の考えでは《刃砦の英雄》をトークンに入れるのであれば《饗宴と飢餓の剣》も入れるべきと思っている。
ただ、まだ私の中でこの考えが間違いないという結論は出ていない。
というのも、《刃砦の英雄》いま流行りの青白Delverに非常に弱いのだ。
4マナというマナコストは《マナ漏出》の餌食だし、仮に着地してもすぐにバウンスされる。そうして時間を稼がれやっと着地できたターンには《聖トラフトの霊》が殴ってゲームが終わってるなんて事になる。
なので、《刃砦の英雄》をトークンに入れるべきか。
その相方は《饗宴と飢餓の剣》でよいのか。
適正な枚数は何枚か。
必要な白マナベースはどの程度か。
《ソリン》と《刃砦》どちらを先に出すか(実はこれは結論は出ているがいずれ)。
《刃砦の英雄》のおっぱいは何カップなのか。
これらの探求はまだまだ続く。
――――ここまで――――
>ヌルEDH
アクセス稼ぎのタイミングを完全に逸したいざよいであった。
といってもEDHやらないんでよくわからんから何も書けなかったが。
どっちかって言うと魔王戦(?)の方がやってみたいんだが。
>青白Delver
《精神的つまづき》はやっぱダメでした。
アド損覚悟のゴリ押しデッキに無駄牌になるようなカード積んでる余裕なし。
《ニブリス》と《隊長》はなかなかやりおる。
引き続き検証を進める。
今回はここまで。
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